NOT DIARY

 

■ 2006/05/29(月)21:51  酒、ぼちぼち復活。
5/24(水)
在阪テレビ局部長Y氏が上京するというので、それに合わせ小中学校時代の同窓お食事会。Y部長、O機長、S婦人、T婦人&私というメンバーでの集いはおよそ半年ぶり。
小学生時代、Y部長の家でフォーククルセイダーズやニニ・ロッソを聴き、O機長がフルートのレッスンに通う姿を目撃したのをきっかけに僕も一緒に習うことになった。3人で鼓笛隊に入り、ともにトランペットを吹いたりもした。
Y部長もO機長も、僕に音楽的な影響を大きくもたらした子供だったのだ。
ということで久々に痛飲。また、おごってもらっちまった。こうなったら一生おごってくれ〜・・・なんて。
結局、なんやかんやで帰宅は午前3時。ふぅ。

5/25(木)
さわやかな晴天。夕べの酒にもかかわらず目覚めもさわやか。二日酔いもなし。
久々に裏の農家に。レタス、きゅうり、さやえんどう、漬け物。そして、トマト!
おおおお、トマトの季節になったか〜。感動。
夜、実家。

5/26(金)
学校。「来週は休講」って言ったら「わ〜い」と喜ばれ、とても悲しい顔をしたら「え〜、やだ〜」と訂正してくれた可愛い学生たちですが、4分音符のことを4部音譜と書いたり、32分休符のことを24分体符と書いたりします。全音符を全部音符と書いたり・・。おかげさまで退屈しません。

5/27(土)
終日、雨。終日、家。

5/28(日)
作曲の生徒が来る。今回もハーモニーの勉強として「ムーンリバー」のピアノ・アレンジ。
彼は帰るとき忘れものをする。前回は帽子を忘れて取りに戻って来、今日はノートや筆箱など一式を置き忘れたまま帰った。
次回は何を忘れるか今から楽しみだ。
先日、講師仲間で樹木医のH氏からいただいた液体肥料を、これから種を蒔く鉢の土に与えようと、ビンのふたを開けたら・・、
く、く、く、くっさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い。
想像を絶する猛烈な悪臭。気絶するかと思った。これ、兵器になるね。しばらく何もする気が起きませんでした。

5/29(月)
学校。シンセサウンド研究。
エマーソン・レイク&パーマー、イエス、ピンク・フロイドの映像を見る。いや〜、やっぱりキース・エマーソンはかっこいい。しかしスリルはあるけどグルーヴはないですね。オスカー・ピ−ターソンのTV番組にゲスト出演した映像は、エマーソンの緊張ぶりがなかなか楽しい。やはり彼ほどのスターでもコンプレックスがあるのでしょう。そういう全てをひっくるめて、やっぱり僕はエマーソンが大好きです。
明日から加藤いづみ嬢ツアー後半戦。名古屋→京都→金沢→仙台。

■ 2006/05/24(水)00:06  宇都宮は餃子の街。
5/19(金)
学校。遅刻しそうになったので、新宿からタクシー。今、タクシーって初乗りの料金がまちまちなんですね。新宿駅西口のタクシー乗り場で「小型」って方で待っていても、来るタクシーは「500円」「620円」「650円」などいろいろ。前の客が「500円」のクルマに乗って、自分の時に「650円」が来た。すごく損した気分。
講師室でご一緒するH氏は、もともと音楽業界の人だが、今は植物のお医者さんをやっているという。もう一人の講師仲間T氏は、ベランダでいろいろ鉢植えを育てているようだが、イチゴが大きな実をつけなくて悩んでいるという。僕は、うどんが生えてくる鉢を・・。そこに校長が「うちは夏みかんの実が・・」と参加。こんな感じで、昼休みの講師室はもっぱら植物の話題。かわいいもんですな、中年男性は。

5/20(土)
午前中の晴天が嘘のように、夕方から大雨。モーレツな強風も。
変な天候に身体がついていけまへん。終日、家。

5/21(日)
10日間ほどあいたが、加藤いづみツアーで宇都宮ライヴ。見事な晴天の中、東北自動車道ですいすいと到着。
宇都宮は餃子の街なんだそうだ。しかし、ライヴ前に餃子はいかがなものか、と、もう一つの名物(らしい)焼きそばのお店へ。
ま、どうってことない焼きそばでした。
ライヴは、この日が加藤いづみ嬢デビュー15周年ということで、アンコール時にサプライズ。お客さんたちが揃って「15」と書かれたTシャツに着替えて彼女を待っていたのだ。ご本人はうるうる。とても心温まるファンのみなさんたちとの気持ちの交流がそこにはありました。
ライヴ後、餃子。松山以来、酒断ちしていたのですが久々にビールも。

5/22(月)
学校。シンセサウンド研究。
ペリー&キングスレイは、テープ編集技で作り出す奇妙なループ・リズムに電子音メロディを乗せるコミカルなサウンドで、独自の電子ポピュラー音楽を生み出した。そんな彼らの1曲「バロック・ホーダウン」は、ディズニー・ランド<エレクトリカル・パレード>のテーマ曲に使われ、世界中に知れ渡ることとなる。世界一愛されているシンセ・サウンドなのかもしれない。
ディズニー・ランド・・・。縁がないなぁ。昔一度行きましたが、何だか僕の居場所はなかった・・。
ディズニー好きの皆さん、ミッキーって「ネズミ」だぞ。

5/23(火)
午前中に東銀座松竹稽古場にて9月新橋演舞場公演「魔界転生」の打ち合わせ。演出G2氏。音楽は邦楽の田中でんじろう氏が担当し、僕は電子音などちょっとしたお手伝いで微妙に参加。
それにしても邦楽の演奏の仕組みはまったく分からない。田中氏によると「てんてんつててんてててんてん」みたいな太鼓のリズムが、楽譜ではたった一文字で記されるそうだ。日本人なのに邦楽が分からないなんて・・、くやしい。っていうか、日本の音楽教育は間違っとるね。
午後、学校。眠い〜。

■ 2006/05/18(木)23:41  なぜ、うどん?
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5/13(土)
雨。終日、家。うだうだ。

5/14(日)
曇り。終日、家。だらだら。

5/15(月)
学校。シンセサウンド研究。
シンセサイザー以前の電子楽器のひとつ「トラウトニウム」は、今日では現物を拝むことはまずできないが、その音はヒッチコックの『鳥』で聴くことが出来る。
何の理由もなく、鳥が人間たちを突然襲う。まったく不可解な、おびただしい数の鳥の攻撃・・。人間たちは何の解決策をも見いだせずに、ただただされるがままに痛めつけられる。
ヒッチコックならではのショッキングな恐怖物語だが、この映画の特徴のひとつが、音楽が一切使われていないということ。そして、もうひとつの特徴が、鳥の鳴き声や羽ばたきの音などが、すべて電子音で作られているということだ。
音楽を剥ぎ取った映画・・・、不思議なことにこれが妙に恐い。すごくアンバランスで不安なのだ。全裸で震度5強に見舞われるような感じ。(←これは実体験。5年前の道後温泉で)
映画の中の音楽は、一種の「安心感」や「安定感」を観客に与えているのかもしれない。スクリーン上の物語であるという「安心感」・・、絵画を額縁に納めたような「安定感」・・。それゆえに音楽がないと裸で放り出されたように不安定で、途端にリアルな不安に満ちあふれる。この映画の恐怖感には、いや〜な後味の悪さがあるが、音楽がないことが大きく影響しているのだろう。
そして鳥の狂気を表現しているトラウトニウムの電子音が、この映画の救いのない嫌な恐怖感をさらに増殖させている。
最近よく、カワウやサギが増えてあちこちに被害を与えているという、鳥が人間界に牙を剥くニュースが報じられている。カラスのいたずらも後を絶たない。『鳥』は40年以上も前の映画なのに、実に暗示的だ。
うちのベランダに来るスズメはかわいいよ〜〜。

5/16(火)
学校。楽曲制作サウンドトラック。こちらが教えて欲しいです。

5/17(水)
雨。終日、家。部屋の掃除など。

5/18(木)
ベランダで水やりをしていたら、変なものを発見。キウイの鉢になぜか白いうどんが! うどん? どう見てもうどんだ。とぐろをまいてにゅるにゅるっと不気味に鎮座している。グロテスクな虫かと思ってギョッとしたが、お箸でつまみあげてみると、やはりうどんだ。まったく心当たりなし。なぜ?
想像するに、鳥が持ってきたんだろうなぁ。生ゴミの中から漁ったうどんをくわえて、うちのベランダに飛んできて、後で食べるために鉢の目立たないところに隠したんだろう。スズメにはちょっと無理そうな分量だったから、ヒヨか、ハトか、カラスか。
・・・・もし、この想像がはずれていたら、非常に恐いです。きゃ〜。

■ 2006/05/13(土)16:56  高松〜神戸〜東京。
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5/9(火)
高松2日目。朝昼飯を求めて日本一の長さといわれる高松の商店街をぶらぶら。偶然マッサージ店を発見し、思わず飛び込む。今風のお洒落な店内はエスニックな雰囲気。にこやかな女性マッサージ師の、その柔和な表情とはうらはらに強力な親指は、めりめりと僕の背中に食い込み、問答無用のツボ攻撃にたまらず悲鳴の悶絶状態。30分、上半身をぐりぐりやっていただき多少楽になった。
今日のライヴは、港湾に面した倉庫街に建つ美容室の2階「黒船屋」。窓の外はすぐ海。フェリー船がゆったりと行き交う、そんな風景が演奏中にも見えるという、なかなか稀有な立地のライヴ・ハウス。
しかし、まずはトラブル。レンタルした電子ピアノのスタンドがない!! おいおい、それじゃ弾けないぞ〜。ということで何か替わりになるものはないかと探した結果、お店のちょっと高めな椅子がぴったり、ということに。これが味も素っ気もないパイプ製のキーボード・スタンドよりもずっとお洒落で、結果オーライ。
ライヴはまさにアットホームな雰囲気で進行。途中でひとりの青年が帰ろうとするので「え? もう帰っちゃうの?」と加藤いづみ嬢が問うと、「すみません。船がなくなっちゃうんです。小豆島から来てるんで」と。何とも微笑ましいやりとりで、場も和みました。無事、船に乗れたのかなぁ。
アンコールの後、店の外でも演奏のサプライズ。この日のお客さんは、お得でした。

5/10(水)
高松駅から快速マリンライナー号に乗り瀬戸大橋を渡り岡山へ。そこから新幹線で新神戸。
今日の会場はお洒落なカフェ風ライヴ・ハウス「ラフレア」。
今ツアー初めての雨。足下の悪い中、たくさんの人が来てくれた。
第2クール最後のライヴは、とてもリラックスした気分で終了。アンコールの後にもうひとつアンコール。
小中学校の友人Y氏も来てくれた。ありがたいものです。
終演後、お店の中で軽く打ち上げ。

5/11(木)
三宮からポートライナーで神戸空港。神戸空港初体験。予想していたより田舎臭い感じ。
11時45分発SKY106便。いろいろ問題ありのスカイマークエアラインだけに、ちょっとどきどきでしたが、無事13時過ぎに羽田着陸。
リムジンバスで一路わがまち調布へ。
4/29からのツアーも前半戦が終了。ややバテました。
バス停の近くに病院があったので、ちょっと立ち寄り、軽く点滴。ふ〜〜。

5/12(金)
う〜、からだが重い・・。休みたい。
が、学校。2列目の席で机に伏せてグーグー寝ている女子がいたので、怒りつつ起こしたら、目をこすりながら「あ、大丈夫です」と。
大丈夫、って・・・。
「すみません」でも「ごめんなさい」でもなく、大丈夫って・・・。
おまけにその後も、机の上にあごをのせて、教壇からは起きているようには全く見えない姿勢。
もう何も言いませんでしたが、ホント疲れます、こういうの。
それにしても大丈夫って、どういうこと?

■ 2006/05/09(火)14:43  東京〜松山〜高松。
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5/5(金)
旅から帰って一夜明け、ベランダを見たら、鉢植えがぐったり。そりゃそうだよね、6日間水をあげてないんだから。かわいそうに。
あわててたっぷりと水やり。ほどなくグニャッとしてた葉っぱが背筋を伸ばした。さくらんぼの実はすべて落下してました・・。
そして山ほど洗濯。天気がいいと洗濯物を干すのが楽しい。いい季節って、洗濯が気持ちいい季節のことだね。
さらにトイレのウォシュレットのノズルが調子悪く、何とか直らないものかとあれこれやってたら、水浸しになってしまった。あの・・、オトコの赤ちゃんのおむつを替えるときにオシッコの噴水をひっかけられるみたいな状況で・・、ぴゅーって。ひぇ〜〜っ。ウォシュレットの修理って難しいね。
そんなこんなをこなしてから、ファンタジスタno shape studioへ。加藤いづみ嬢ツアー用のちょっとした仕込みを。
ふぅ、何だかさっぱり休めなかった・・。

5/6(土)
ううう、ぐったり。旅疲れか・・。いつまでも布団の中にいた〜い。
しかしそうとも言っていられず、しぶしぶ10時起床。目覚ましは8時半にかけたんだけど・・。
ベランダ鉢植えの水やり。ほほぉ、水を与えたらみるみる元気になってきた。エーデルワイスとかスズランが何ともかわいい。でも明日からまた5日ほど断食ですよ〜。。。ごめんね。
そして今日もまた洗濯。日中はうだうだ。だらだら。
夕方に美容院。「ミュージシャンみたいにしてね」といつものように注文すると「じゃ、高見沢さんみたいにしましょうか」と返され、それは丁重にお断りした。
明日から松山〜高松〜神戸の旅。どこかで温泉に入りたいなぁ。

5/7(日)
ちょうど家から空港行きバス乗り場に向かうとき、雨がぱらぱらと。こういう雨が一番つらい。。
ずりずりカートを引き摺り、バッグを肩から提げ、リュック背負って、余った手で傘。アコーディオンのケースはかなり濡れちまった。大丈夫なんでしょうか・・。
で、バスに乗ったら程なく雨は止んだ。くやしい。こういうもんですね、人生って。
道はガラガラであっという間に羽田到着。
10時30分発JAL1465便にて松山へ。本日の会場は「MONK」。グランドピアノが設置されているジャズ・バーのようなお店。
宿泊はそのすぐ近くのホテルで、奥道後から温泉をひいている浴場がある。で、軽く温泉で身体をほぐし、いざライヴ。
終演後、今治から来てくれた素敵な方々を含め打ち上げ。

5/8(月)
うううう、松山での目覚めはきわめて深刻な二日酔い。さらに荷物運搬などによると思われる筋肉痛や腰痛が。身体が鉛のようだ。ああ、虚弱なわたし・・。
とりあえず11時にホテルをチェックアウト。荷物をフロントに預けて、まずはぶらぶらと薬屋さんへ。ユンケルとゼナIIとソルマックを購入。ユンケルはその場でゴックン。
市電に乗って道後温泉。本館ではなく椿の湯へ。
思い起こせば、前回ここに来たのは5年ほど前の3月、あの芸予大地震のときだ。椿の湯に入浴中の私は、すっぽんぽんで震度5強に見舞われ、どこを隠していいんだか分からず内股でおろおろと途方に暮れていたのでした。あはは。(笑い事じゃないっす)
そんなことを思い出しつつの久々の道後の湯は、なんとも滑らかで、肌にじわ〜っと浸透し、そのまま五臓六腑に滋養を与えてくれているような気がする。しかし、平日の正午にお風呂に来る人は、ほとんどがご老人ですね。老人ホームの浴場のよう。あきらかに僕が最年少でした。
お風呂から出て、マッサージチェア。きく〜〜〜〜〜〜ぅ。強力です、この電動椅子。
しかし、元気なご老人たちの横で、あるいはお疲れ気味のご老人を差し置いて、マッサージチェアの荒技に悶絶する僕って、いったい・・・・。
ちと反省。
その後、正岡子規記念館の公園でベンチにごろり。温泉でくた〜っとした身体を休めていると携帯に呼び出し音。「史朗さん、今どこですか? ピックアップしに行きます」とマネージャーA氏。
ということで、彼の運転でメンバー全員を積み込んだ車は一路高知へ。山間部を突き抜ける松山自動車道で快適なドライブ。夕刻に高知到着。
夜はうどんすきに舌つづみ。もりもり元気を回復してきた。
酒も抜き、11時には就寝。

僕自身初の高松ライヴ。楽しみです。

では、お粗末ながら、2首。

 老人の視線を浴びて道後の湯 マッサージチェアの悶絶恥ずかし
 助手席は寝てはダメよと釘を刺し 彼女は後部座席で春のゆめ

■ 2006/05/05(金)02:39  広島〜東京。
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5/2(火)
広島2日目。昨日とはうって変わって上着を着ても涼しいくらいの陽気。
3時50分ホテルのロビー集合とのことなので、それまでホテル近辺・胡町界隈・アーケード街などを散策。
大衆食堂を見付け、朝昼兼用の食事。久しぶりにご飯とみそ汁。ホテルに戻り、だらだらしていると程なく集合時間。
今日の会場「Live Cafe Jive」は繁華街の裏道に面したビル1階のお店。通りから窓越しに店内が見える。
ライヴは、福岡での問題点をいくつか修正し、流れはぐっとよくなった(気がする)。
終了後はいつも通り打ち上げ。さらにマネージャーA氏ともう一軒。

5/3(水)
他のメンバーはみな今日帰京だが、もうちょい広島を味わいたいので僕は1日延泊。諸事情により別のホテルへ移動。
いづみ嬢から「絶対食べなきゃダメ」と言われ、まずおにぎりの「むさし」というお店で昼食。軽くビールも。
その時マネージャーA氏から携帯電話。「なに〜、飛行機乗り遅れた〜?」ごくろうさんです。ちゃんと帰ってね。
その後、市電で「縮景園」(歴史的なことはよく分からないけど、なかなかいい庭園だった)→徒歩で「広島城」(風情は今いち。天守閣の風は気持ちよかった)。
さらにしばらくうろうろし、タクシーでホテルに戻る。
今日〜明日は「フラワー・フェスティバル」(これ、なんのお祭り?)で、平和大通りはさながら巨大な縁日会場。博多では「どんたく」だが、それと同じくらいの人出だそうだ。今宵のホテルは大通りに面した12階。フェスティバルのにぎわいがまるまる眼下に見下ろせる。それを鑑賞しながらビール片手に休憩し、夜はお好み焼き。食べきれず。うっぷ。

5/4(木)
8時起床。カーテンを開けると、ピーカン光線の目くらまし。まさに一点の雲もない快晴だ。
午前10時にホテルをチェック・アウト。フロントに荷物を預け、まずは元安川沿いにてくてく歩いて原爆ドームへ。
つづいて平和の鐘をから〜んと鳴らして犠牲者にお祈り。平和記念公園を縦断して資料館へ。じっくり見て回りたかったんですが、フラワー・フェスティバルの影響でしょう、館内はものすごい混雑。鮨詰め状態。まぁ、過去に2回訪れたことがあるし要所のみをチェックして後にした。
それにしても1945年8月6日午前8時15分に始まった悲劇の教訓は、もっともっと活かされないといけないなぁ、と世界中の紛争を見るにつけ思います。たった1発で20万人が犠牲になる悪魔の爆弾を、いまだに作ろうとしたり廃棄せずにいたりする人類は、アホです。はい。大バカです。ええ。
ちなみに平和記念公園のシンボルとも言える「慰霊碑」は、丹下健三氏がイサム・ノグチ氏にデザインを依頼したが、工事直前、原爆を投下した米国人であるノグチではまずいと強硬に反対され、結局丹下自身がわずか4日間でデザインしたものだとか。いろいろと難しいですね。
てな感じで充分広島を満喫し、夕刻、バスで空港へ。
空港では金属探知器にひっかかり、ブーツを脱がされ、何度もゲートをくぐらされました〜。ふう。
19時40分ANA686便。21時羽田着。空港リムジン・バスにて22時半無事帰宅。我が家の玄関あけたら、うう、ちとカビくさい・・。

写真は、イサム・ノグチがデザインした平和大橋の丸い欄干をかすめて、遙か彼方に原爆ドームを臨む。

■ 2006/05/02(火)12:43  福岡〜下関〜広島
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4/29(土)
加藤いづみ春のゆめツアー初日。大好きな福岡からのスタートなので楽しみ。
羽田空港へのアプローチは調布駅北口からリムジン・バス。GW初日ということもあり、高速道路の渋滞が見込まれるため、かなり余裕を持って早い時間の便に乗り込んだら、むちゃくちゃすいていた。あっというまに空港到着。羽田で2時間半も時間をつぶす羽目に。
アコーディオンをガラガラとキャリーカートでひいて、ボストンバッグを手にぶらさげ、リュックを背負い、ウエストバッグを腰に巻く、というスタイルで人込みの空港内をうろうろするのは辛いので、すぐレストランへ。この時点でなんだか猛烈な睡魔と疲労が。荷物持っての移動が今回のツアーの一番の鬼門か。
飛行機に乗ったら、即爆睡。久しぶりに耳がおかしくなった。着陸後、しばらくはすべての音が遠い彼方にある感じ。ううう。
今日の会場は天神の「DREAM BOAT」というライヴ・ハウス。アメリカン・テイスト溢れる、なかなか洒落たお店だ。
ばたばたっとリハをやり、どたどたっとホテルに戻り、さくさくっと衣裳に着替え、あっという間に本番の時間。
ライヴは初日ということもあって、流れをつかむのに多少ぎこちなさがあったかもしれないが、なかなかいい感じだったのでは。
終了後は近くの居酒屋で乾杯。ゴマサバに舌鼓。

4/30(日)
本日はイベントでのFM公開録音。場所は、下関から車で40分ほどに位置する「つのしま」です。
下関からほど近い日本海に浮かぶ小さな島。角島。
聞いたことのない地名だったので、いったいどんな寂れたところかと思っていたら、島を囲む白い砂浜とエメラルド色の海はまるで海外のリゾート海岸のような美しさ。また瀟洒な建物が端正に整地された草地に建てられていて、映画の中に出てきそうな景観だ。実際、映画の撮影もここでされていたとか。またこの日は、やや強めではあったが海風が心地よく、思いがけずいいところに来ちゃった、という得した気分。
ライヴは屋外ステージで30分ほどのショート・メニュー。ステージ前のベンチの他、すり鉢状の斜面の芝生に思い思いに座って見ることが出来、とてもリラックスした雰囲気。リラックスするのはいいんだけど、子供たちはリラックスしすぎだ〜! 最前列にちょこんと座ったハナ垂れちびっ子3人組は、おもむろにゆで卵を食べ始め、それがぼろぼろ崩壊したり、地面に落ちたりする光景が演奏中に繰り広げられ、一人はベンチに横になってぶつぶつ何やら意味不明のお喋り。「寝ててもいいから、黙っててね〜」といづみ嬢に怒られる始末。また、芝生の斜面ではちびっ子2人が抱き合ってごろんごろん丸太ん棒のように転がってたり。
まぁ、手拍子もいただき楽しくステージは終わりました。
終了後、福岡にUターン。夜は、もつ鍋と、昨日行ったゴマサバのお店に再び。最終的には呂律も怪しくなりお開き。

5/1(月)
げげっ。もう五月ですか。は、早い。早すぎる。
今日は、まったくのオフ。各人、自由行動。あ、いづみさんはプロモーションであちこち放送局とか飛び回るみたいだけど。
僕は、ゆるゆるっとホテルをチェックアウトし、中洲・天神あたりをおのぼりさん観光。初夏のような陽気の中、汗をたらしながらあっちをふらふら、こっちをふらふら。那珂川の水面をかすめる微風が、火照った頬にときおりやさしくそよぐ。そんな時ふと、ああ、ツアーって楽しいなぁ、なんて感慨も。ライヴ本番はまだ1回しかやってないのに・・。
たまたま福岡アジア美術館ってところを発見。「古代エジプト展」をやってたので、甦る5000年の神秘を神妙に鑑賞しつつ、ミイラの作り方とか図説してたのでそれをマスターし(ミイラになりたい人、やってあげるよ)、赤坂・大名あたりをぶらぶらした後、夕刻頃JR博多駅で皆さんと合流。新幹線で一路広島へ。
到着後、早速お好み焼き屋さんへ。がっつりいただき満腹なれど解散しがたく、その後ホテルの我が部屋で全員集合で飲み。あっという間にワイン2本。
ホテルの部屋飲みって、みんなの意外な側面が見られて楽しいですな。
そんなこんなで結局今宵も酩酊状態でパタンキュー。

ということで、一句。

 春のゆめ 辛子明太子 買い忘れ

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