NOT DIARY

 

■ 2006/06/26(月)01:25  20世紀少年。
6/19(月)
学校。ゆうべの打ち上げがひびき、頭もうろう。
シンセサウンド研究。テーマはYMO。
YMO結成にいたるキーワードとなった楽曲マーティン・デニーの「Fire Cracker」をあらためて聴くと、う〜ん、ひどい演奏だ。
でもこのインチキさ加減が、細野さんのインスピレーションを刺激したんだろうなぁ。
ポピュラー・ミュージックの持つ本当のパワーは、胡散臭さの中にある・・。

6/20(火)
学校。サントラ作曲。
夜、秋の芝居(10月グローブ座)の打ち合わせを青山のホテルで。G2氏とTOKIOの松岡氏。
松岡くんはなかなかの好青年でした。面白い舞台になりそう。

6/21(水)
久々にプラネタリウムのリハーサル。すっごい久しぶり。

6/22(木)
久々に野川沿いを自転車パトロール。すっごい久しぶり。
夜、実家。

6/23(金)
学校。音楽理論。「メロディ・フェア」のメロ譜を使って、音程や音階、キーの説明。
譜面を学生に書かせてみると、目を疑うような珍音符が続出。笑うに笑えない・・。

6/24(土)
作曲の生徒が来る。課題だった「ムーンリバー」のピアノ・アレンジは大分いい響きになった。
ディミニッシュ・コードのテンションを教えたら、目から鱗だったようで大喜び。すっかりはまってしまった様子。
僕もこの音を知ったときは嬉しかった。彼を見ていると、自分がコードを知り始めた頃を思い出す。

6/25(日)
プラネタリウムのリハーサル。ううううう、調子出てきたぞ〜!
最近、浦沢直樹の「20世紀少年」にはまっている。一気に既刊単行本21巻買ってしまった。
読み出したら止まらない。
おっ、今、ベッカムがシュートを決めた。ビクトリア夫人、観客席で大喜び。

■ 2006/06/21(水)00:55  ツアー終了!
6/13(火)
加藤いづみツアー〜春のゆめ〜 南青山マンダラ1日目。
ライヴ中、あるお客さんが激昂する、というちょっと悲しいトラブル発生。ファンの愛が暴走して、妄想がふくらんでしまったようだ。
終演後、その彼はしきりにあやまっていた・・・。むずかしいね〜、人を愛するということは。
本日は録音していたが、イントロで悲しいミス・タッチ。ぐすん。

6/14(水)
加藤いづみツアー〜春のゆめ〜 南青山マンダラ2日目。
今ツアーで最高の出来。歌も演奏もMCも面白いようにかみあった。
ライヴは生き物、を実感します。
終演後、打ち上げも絶好調。酔いましたよ〜。

6/15(木)
終日、ぼけ〜。

6/16(金)
学校。卒業生が2名、遊びに来てた。Y子とK子。
Y子が「会社、やめちゃいました〜」と。人生いろいろ。頑張ってね。

6/17(土)
加藤いづみツアー〜春のゆめ〜 南青山マンダラ3日目。
今日もライヴCD用の録音したけど、前回の方がよかったかなぁ。
今日のゲストは上田ケンジ氏。10年くらい前にツアーを一緒に回った彼ですが、当時のいろいろなことが甦ってきました。
終演後、軽く飲み。
東北をツアーで訪れ、とある温泉料亭に行ったとき、仲居さんが「今日はサインをおねだりする人たちは来てないわ〜」と言っていた、ということを上ケンが克明に覚えていて、そんな想い出で盛り上がり。そういうこともありましたっけ。
帰りはかなりの雨降り。

6/18(日)
加藤いづみツアー〜春のゆめ〜 南青山マンダラ4日目。
最終日ということで、メンバーはちょっとおめかし。でも、慣れない服装は緊張を呼ぶね。やや演奏がシャバダバに。
それにしても、ようやく終わった、という感もあり、もう終わっちゃった、という思いもあり、ツアーというのは深いものです。
今日のゲストは高橋研氏。ユーモアのセンスと、適当なかっこよさにはホント脱帽します。
終演後、ファンタジスタ事務所でクロアチア戦を観戦しながら「わー!」とか「ギャー!」とか「バカー!」とか「へたくそ〜!」とか「どうして決めないの〜?!」とか叫びながらの打ち上げ。
朝まで飲みたいけど・・、明日は朝から学校か〜。3時くらいには退散。
ツアー、参加したみなさん、ホントにありがとう。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

■ 2006/06/13(火)13:30  トーン記号。
6/6(火)
学校。作曲の授業。
とあるラジオ劇のようなナレーションに、音楽をつける課題をやっているのですが、学生の感性には驚かされることがあります。
こ、このナレーションにこの音ですか〜〜〜? みたいな驚き。面白いです。

6/7(水)
寝坊。掃除。洗濯。
夕刻にパルコの洋服修理店に行き、Gパンの裾上げの依頼。
ビンテージ加工された裾の状態を活かして裾上げする手法にてお願いする。ちとお値段がはるんですけど。
ビリー・プレストンの訃報。ビートルズの『レット・イット・ビー』でキーボード弾いている人。僕が初めて買った洋楽のLPがそのアルバムで、「ゲット・バック」のエレピ・ソロを必死になってコピーしたっけ。あと、ギターはA7弾いてるのにエレピはAm弾いているみたいだということに混乱したりも・・。彼の代表曲「Nothin' From Nothin'」のイントロなんかもどうやっているのかわからなくてコピーするのが大変でした。キース・エマーソンとかジョン・ロードしか聴いていなかった僕が、初めて接したブラック・フィーリングだったのかも。合掌。

6/8(木)
朝、寝坊。
昼、楽器練習。
夜、実家。

6/9(金)
学校。音楽理論の授業。
ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号、音名。ト音記号って、小さい頃「トーン記号」だと思ってた。
しかし「嬰ヘ」とか「変ニ」みたいな日本語での表現は、もはや死語ですね。せいぜいクラシック曲のタイトルにそえられるくらいで、音楽を作る現場で使われているのを聞いたことがありません。「嬰ト」なんて言われたら「え〜と?」となってしまう・・。

6/10(土)
曇り。蒸し暑く、梅雨の気配。
夜、久々に近所のウナギ屋さんへ行こうと思ったら、売り切れとのこと。仕方なく、もつ焼き屋さんへ行こうとしたら、満員で入れず。
結局、牛タン屋さんへ。しかしここも猛烈な混雑。しばらく待ってようやく入れた。土曜の夜はどこも混むんですね。

6/11(日)
終日、雨。ブランチにちょちょいとスパゲッティ。案外おいしくでき、わりと嬉しい。
雨音を聞きながら明後日からの加藤いづみ南青山マンダラ4days用の資料チェックなど。
この雨、もう梅雨なんですね。

6/12(月)
学校。シンセサウンド研究。
クラフトワークの『アウトバーン』がたまたま米国のディスコで火がつき、ジョルジオ・モロダーの生み出すシンセ・ビートに乗ってドナ・サマーが「アイ・フィール・ラヴ」を歌う。シンセサイザーがダンス・ビートと結びついていくのは、1970年代中頃のこのあたりからだろう。
キース・エマーソンやリック・ウェイクマンらのシンセの使い方とは対極にある、機械のビート・電子音のグルーヴを追求する方向性は、今日のダンス・ミュージックへ一直製に繋がっている。
『モデュレーション』という映画(イアラ・リー監督)のDVDを観たが、その中にはジョルジオ・モロダーのインタビューがあり、クラフトワークを敬愛するアーティストが多く出演している。エレクトロニクス・ミュージックに興味がある人にとっては非常に面白いドキュメンタリー映画だ。数年前に偶然CDショップで見付けたこのDVD、もうどこにも置いていないけど、なんで?
さて、明日火曜日から加藤いづみツアー〜春のゆめ〜のラスト、南青山マンダラ4days。

■ 2006/06/07(水)00:58  金沢〜東京〜仙台〜東京。
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6/2(金)
10時20分ホテル・ロビー集合。4人が乗り込んだクルマは、小松空港へ。金沢よ、さようなら。あ〜、もうちょっとゆっくりしたかったなぁ。
空港に向かう途中、わりと低い空域に戦闘機が数機連続して飛んできた。ものすごいスピードと仰角。そして身体を震わせる爆音。思わず首をすくめてしまう。どうやら航空自衛隊小松基地から発進した戦闘機のようだ。毎日あんなのが上空を飛んでたらたまりませんな。
ANA754便にて13時すぎに羽田着。
一方、マネージャーA氏は楽器など荷物を積みクルマで東京へ。榎本氏もそれに帯同。気を付けて帰ってきてね。

6/3(土)
昼間はまったり。掃除したり洗濯したり、なんやかんやで夕刻に。
夜、10時過ぎに榎本氏を乗せたマネージャーA氏運転のクルマがお迎えに。
私を乗せて3人で仙台に向けて出発。いづみ嬢は明日新幹線で仙台入り。
夜中の東北自動車道をひた走る。北上するに連れて、道もだんだん寂しくなってくる・・、明かりも減ってくる・・。ここでライトを消すと、あたりは漆黒暗闇の世界。わ〜〜、恐いよ〜。
ということで、車中では居眠り防止もかねて3人で可愛らしく「しりとり」。あはは。男3人でしりとり。著名人しりとり・・。小泉純一郎→宇野重吉→チャーリー浜→マイケル富岡→加山雄三→内田恭子→コマネチ→地村保志→ショパン・・、あ。
仙台のホテル到着が午前4時近く。ふぃ〜。こんな明け方のチェックインなんて、生まれて初めてかも。缶ビール1本で即寝。

6/4(日)
好天だがまるで晩秋のような涼しさ。福岡・広島あたりでの猛烈な暑さが懐かしい。あれから一ヶ月か・・。
14時ホテル・ロビー集合とのことだったので、その前に市内を散歩。「とっておきの音楽祭」とやらで街中いたるところで生演奏が繰り広げられていた。音楽やっている人ってたくさんいますね〜。ロックあり、ポップスあり、ジャズあり、ボサノバあり、エスニックあり。みんなけっこう上手。
宮城県立美術館にも足を伸ばす。彫刻家佐藤忠良記念館に展示されている作品(例えば上の写真)はいつ見ても心をなごませてくれる。この美術館、好き。
ホテルにもどり、男3人を乗せたクルマで仙台駅へ。そこで加藤いづみ嬢をピックアップ後、本日の会場「retro Back Page」へ。
本日が地方公演最終日。そう思うとちょっと寂しいが、まぁ、そのくらいでちょうどいいのかも。
ライヴ内容は、流れもスムースにまとまり、まずまずだったのではないでしょうか。
終演後、お約束の牛タンを食べ、4人を乗せたクルマは一路、東京へ。
真夜中の東北自動車道で眠気と戦いながら、3時過ぎに東京着。ふぃ〜。

6/5(月)
うううう、眠い〜。起きたくないよ〜。しかし・・。
午前から学校。ちとつらい週明けとなりました。
シンセサウンド研究、本日のお題目は「冨田勲」。言わずと知れた世界のトミタ。もともと作曲家として活躍していた冨田氏。NHK「きょうの料理」と「新日本紀行」のテーマ曲はいつ聴いても名曲ですな。「たそがれ清兵衛」の音楽も冨田さんですが、学生の誰も観たことがない様子。いい映画なのに。宮沢りえ、かわいいのに。すっごくかわいいのに・・。
冨田氏がシンセに向かったきっかけは、僕はてっきりワルター・カーロスの『スイッチト・オン・バッハ』を聴き、そのサウンドに「感動」したからだと思っていたのですが、実はそうではなくて「ワルターはモーグ・シンセサイザーを活かしきっていない。自分だったらもっといいものが作れる」という思いからだったようだ。そして当時の値段で1000万円を投じてモーグを購入。録音機材も同時にそろえたため合計2000万円ほどの支出。そしてこれらを駆使して作った『Snowflakes Are Dancing』はアメリカで空前の大ヒット。74年のグラミー賞4部門にノミネートされるまでに至る。すごいなぁ。
このときのモーグ・シンセは現在、NHKの博物館に展示されているそうだ。
・・・昔、フェアライトCMIとかシンクラヴィアを買った人って、今、その楽器どうしているんだろう。

■ 2006/06/03(土)01:26  名古屋〜京都〜金沢。
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5/30(火)
今日から加藤いづみ嬢ツアー3日連続ライヴ。姫は前日にプロモーションで名古屋入りしているので、むさくるしい男3人でクルマの旅。
東名高速をひたすら進み、4時頃名古屋到着。
会場の「TOKUZO」は、ライヴ・ハウスにはめずらしく一段高いステージがあり、客席の前の方は小さな椅子が並べられ、雰囲気は小学校の講堂を小さくしたような感じ。
名古屋のお客さんはとてもノリが良くレスポンスが素晴らしい。いづみ嬢の手羽先トークも炸裂。大盛り上がりで終了。
ライヴ後は「山ちゃん」で手羽先など。

5/31(水)
快晴。名古屋出発前に「山本屋」でみそ煮込みうどん。濃厚なその味に昼前から汗がだらだら。そしてパルコで軽くお買い物。ファッション・リーダーいづみ嬢の指南を得てTシャツ2枚ゲット。
名神高速道路で名古屋から京都へ。すいすい行く予定が「リフレッシュ工事」とやらで延々と車線規制。猛烈な大渋滞で、国会の牛歩戦術のようなのろのろ走行。おまけにガス欠のピンチ! クーラーを止め、無言の車内。ぎりぎりで渋滞を脱出し、冷や汗でGスタンドに滑り込み。なんやかんやで予定を大幅に遅れ5時頃京都到着。
本日の会場は先斗町にほど近い、高瀬川前の雑居ビルにある「RAG」。ばたばたっと大慌てでサウンドチェックし、15分押しの開場。
本番は、いつもにもまして男性率の高い客席にやや恐れをなしたが、なごやかに進行。
しかし、いいですな〜京都は。高瀬川の流れの可憐さ。鴨川の土手にはカップルや楽しげに集う人の輪が点在し、きれいな外人さんも多く、なんだかそれだけでうきうきしてしまう。
ライヴ後は、鴨川にほど近い上品なお店で、お上品に打ち上げどす。

6/1(木)
11時ホテル・ロビー集合。その前に、ちょっと界隈を散歩。夏のような日差しの鴨川でしばしぼ〜っと佇む。
歌手とバンドマン、そしてマネージャーを積み込んだトヨタ・ノアは軽快に京都の町を出発。
琵琶湖のほとりをかすめ、日本海を左手に眺めながら、金沢へ。途中「美川町」を通過するとき「美川 県一の町」という大看板があり、大笑い。
ちょっと時間に余裕があったので、金沢21世紀美術館をさくさくっと見て、食事をとろうと近江町市場へ寄ったが、ちょうど昼と夜の狭間で食事の出来るお店がみんな準備中だったため、唯一営業していた回転寿司へ。しかし回転寿司といえども海の幸がさすがの新鮮さ。ぷりぷりしこしこ。
本日の会場は「もっきりや」。ふだんはジャズがメインのこのお店には、東西に名をはせる名物マスターがいて、名器ベーゼンドルファーがでで〜んと置かれている。40年前のピアノだそうだが、完璧な修復・調整でみごとに甦り、その響きは絶品。最高の弾き心地だ。
ライヴは、3連チャンの最終日ということもあり、終了後の充実感は格別だった。
ライヴ後は居酒屋「いたる」でひとしきり盛り上がった後、もっきりやの姉妹店「Paper Moon」でワイン。マスターのリクエストでいづみ嬢が1曲ご披露も。 お疲れマスターが船を漕ぎ出したところでお開き。

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